Dragon Banquet ~竜の宴~

キュウ龍

きゅうりょう

キュウ龍のイラスト
キュウ龍の伝承地域

容姿・特徴

青色で角がある龍、怪魚

出典

「本草綱目」、「日本記」、「青相雑記」など

解説

ミズチの一種で角のあるもの。毒を持つものもいる。
 日本の史書「日本記」には次のような話が残されている。
備中(岡山県)の河島川の分岐点に大きなキュウ竜が住んでおり、そこを通るものは必ず毒に当てられ多くの人が死亡した。河に浮かべられたひょうたんを沈めることが出来なかったため、斬り殺されてしまう。

 沖縄には、天孫氏がキュウを退治して海に流して捨てたことから、島に「琉キュウ」の名前が付いたとか、の上下の顎から「琉」「球」という二つの玉を得たことから「琉球」の地名が出来たという伝説がある。
 江戸時代の作家滝沢馬琴は、この伝説を元に読本「椿説弓張月」を書いている。

また、怪魚であるという説もある。
インドの教典が中国で訳されたときに、シシュマーラという怪魚が、キュウと訳された。
「青相雑記」には、海にキュウという魚がいる。尾は鴟尾に似ており、海水を噴いて雨を降らせるという記述がある。
これらの怪魚が後に蛟と混同され、龍の一種になったのではないかといわれている。

参考文献

中国妖怪人物事典(講談社) 和漢三才図会7(平凡社)

文責 : さゆら
イラスト : 輝竜司

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