ち(虫离)
ち


容姿・特徴
体長1mから3mの、角のない竜。赤白蒼の三色に彩られている。腹には金簪(かんざし)の跡がある。指が三本。
出典
中国神話(述異記)
解説
述異記(祖沖之)に「螭龍」として記されていた、竜の仲間とされるもの。竜に似てはいるが角がなく、竜の子供であるとも言われる。神性の生き物ではないため、指は三本である。有名な話では、漢の武帝が長安城の城内を這いまわるのを目撃しているが、なにか悪さをしたという話は残ってはいない。腹にある金簪の跡は、昔この生き物がとある悪王に捕まった時、その王の寵姫の金簪にて刺され弄ばれた跡であるという。決して強いものではないが、竜のはしくれ、それでは死なずに生き延びたらしい。
蛟と混同されることが多いが、述異記では別の龍とされている。
螭の字には魑魅魍魎の魑と同じ意味があり、漢字の右部分は獣の形をした山神を表し、虎に似て鱗を持った獣であるともされる。
中国では、宮殿の階段、石柱、石碑の上部に魔よけとして刻まれ、その部分を螭首、螭頭と呼ぶ。
日本の江戸時代の百科事典「和漢三才図会」には、俗に阿末礼宇(あまれう・あまりゅう)と呼ぶと記されている。
蛟と混同されることが多いが、述異記では別の龍とされている。
螭の字には魑魅魍魎の魑と同じ意味があり、漢字の右部分は獣の形をした山神を表し、虎に似て鱗を持った獣であるともされる。
中国では、宮殿の階段、石柱、石碑の上部に魔よけとして刻まれ、その部分を螭首、螭頭と呼ぶ。
日本の江戸時代の百科事典「和漢三才図会」には、俗に阿末礼宇(あまれう・あまりゅう)と呼ぶと記されている。
参考文献
中国魔物図鑑 龍の百科(新潮社) 漢語林(大修館書店) 和漢三才図会7(平凡社)
文責 :
ARES、さゆら
イラスト :
AIN