Dragon Banquet ~竜の宴~

ウングト

Ungur

ウングトのイラスト
ウングトの伝承地域

容姿・特徴

虹蛇。泥から生まれた海の大蛇。

出典

アボリジニの伝承

解説

オーストラリアの西方に伝わる、陸地を作った最初の虹蛇。

初め、世界には海しか存在せず、そのただ一つの海の底の泥からウングトは生まれた。
海しかない世界が寂しかったウングトは陸地を作り命を生み出そうと考え、垂直に身を起こし、大きな円を描いて海の上に何度もブーメランを投げる。
ブーメランが飛びながら海面に触れると、海水が泡立って滑らかで平らな陸地が現れた。
ウングトは自らが泡で作ったやわらかい大地に這い上がると、沢山の卵を産み、その卵から新しい精霊たちが生まれた。
ウォンジナと呼ばれた原始の精霊たちはあらゆる方向に歩いて行き、多くの生き物を生み出したため、世界は多くの生命に満たされた。

アボリジニにとって、ブーメランは狩猟や儀式などに使用する大切な道具だった。
他にもブーメランを投げ昼夜を作ったという物語も存在するなど、ブーメランという道具が生命の創造の話に携わるのも、それ程の重要性があったという事では無いだろうか。

参考文献

幻獣ドラゴン(新紀元社) オーストラリアの民話(株式会社ぎょうせい)

文責 : 白蓮
イラスト : GW

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