キリム
Kirimu


容姿・特徴
七つの頭と七つの眼、七つの角。犬のように鋭い牙と鷲の尾。
出典
ニャンガ族の伝承
解説
アフリカの少数民族の伝承に登場する凶暴な怪物。
その黒い体は何人がかりでも持ち上げる事が出来ないほど大きく重い。
普段は深い森の中の地面や高い樹の上でじっとしているが、空腹になると森の中をうろつき、獲物の動物や人間を見つけるとすぐに食べてしまう。
森で獲物が見つからない時は村へ赴き、人間や家畜を食い荒らした。
また、若い女や子供を好んで攫い、女には身の回りの世話をさせ、子供は太らせてから食べてしまう。
しかし、飲み込んだ子供に腹を裂かれたり、崖から突き落とされたりという話も残っており、あまり賢くはなかったようだ。
キリム退治の話には、ニャンガ族の英雄ムウィンドの伝説もある。ムウィンドはキリムと一騎打ちして見事勝利し、部族の長に選ばれた。
そしてムウィンドが退治したキリムの腹を裂いてみると今までキリムが飲み込んだ人々が続々と現れ、不思議なことに目玉から滴った水からは千人もの人間が生まれたという。
ニャンガ族の伝承にはキリムのほかにもムキチ(Mukiti)という水蛇が登場する。この蛇は川を支配していて、水に住むものの王であり、どんな人間よりも大きかったという。
陸を嫌い、水辺にやってくる女を攫って妻にはしたが、キリムとは違い人間を襲う事はしなかった。
ムキチはニャンガ族の長の遠い親戚にあたり、人間に知恵を与えたので人々からは大切にされたようだ。
その黒い体は何人がかりでも持ち上げる事が出来ないほど大きく重い。
普段は深い森の中の地面や高い樹の上でじっとしているが、空腹になると森の中をうろつき、獲物の動物や人間を見つけるとすぐに食べてしまう。
森で獲物が見つからない時は村へ赴き、人間や家畜を食い荒らした。
また、若い女や子供を好んで攫い、女には身の回りの世話をさせ、子供は太らせてから食べてしまう。
しかし、飲み込んだ子供に腹を裂かれたり、崖から突き落とされたりという話も残っており、あまり賢くはなかったようだ。
キリム退治の話には、ニャンガ族の英雄ムウィンドの伝説もある。ムウィンドはキリムと一騎打ちして見事勝利し、部族の長に選ばれた。
そしてムウィンドが退治したキリムの腹を裂いてみると今までキリムが飲み込んだ人々が続々と現れ、不思議なことに目玉から滴った水からは千人もの人間が生まれたという。
ニャンガ族の伝承にはキリムのほかにもムキチ(Mukiti)という水蛇が登場する。この蛇は川を支配していて、水に住むものの王であり、どんな人間よりも大きかったという。
陸を嫌い、水辺にやってくる女を攫って妻にはしたが、キリムとは違い人間を襲う事はしなかった。
ムキチはニャンガ族の長の遠い親戚にあたり、人間に知恵を与えたので人々からは大切にされたようだ。
参考文献
幻獣ドラゴン(新紀元社)
文責 :
白蓮
イラスト :
Tak