Dragon Banquet ~竜の宴~

クラーケン

Kraken

クラーケンのイラスト
クラーケンの伝承地域

容姿・特徴

巨大なイカ、あるいはタコの仲間

出典

ヨーロッパ(北欧)民間伝承

解説

北欧版シーサーペントとも言える存在。ベルゲンの司教であった、エリック・ポンドピダンが書いた、『ノルウェー博物誌』によって世界に広まった。
 非常に巨大な生物であり、その背は1マイル半で、その触手でどんなに巨大な船でもからからめとった。あまりに巨大な為にその背中は常に海面にはみ出ているとも書かれている。
 司教は、海面に浮く島々はその全てがクラーケンであるといった。
 習性として、クラーケン液と呼ばれる物を吐き出して、海を黒く染めると描かれている事から、おそらくタコを巨大化したものだったのではないかといわれている。
 クラーケンのような生物については、海洋民族であったフェニキア人や、ノルマン人の伝承にも少なからず伝説が残っており、また、漁民の間では、その排泄物が発する特殊な香気が魚を呼び寄せるとして、神獣扱いされていた。そういったものが、司教の創作意欲を掻き立てたのだと思われる。  
 また、、1680年にアルトスタホング暗礁を流れる水路にクラーケンの死骸が座礁し、それが腐る事によって周囲にペストの流行が心配された事が伝えられている。

参考文献

幻獣辞典  晶文社   地獄の辞典 講談社プラスアルファ文庫

文責 : 骨龍
イラスト : ソラ

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