アイド・フウェド
あいど・ふうぇど


容姿・特徴
大地の下で横たわる蛇、空に住む虹の蛇との二匹の蛇。
出典
西アフリカ、フォン族の神話
解説
タヒチのヴードゥー教に影響を与えたフォン族の神話において、「世界の最初の男女」よりも更に以前から存在していたとされる宇宙蛇。
一匹目のアイド・フウェドは大地の下の海で世界を支えている。
マウ(女性性、月)とリサ(男性性、太陽)の二つの顔の両性具有の創造神が世界を創る際に、アウド・フウェドは創造神を口の中に入れて運び、神が世界をヒョウタンのように形作る手伝いをした。
世界を創り終えると、神は大地が重すぎる事に気付いた。そこで神はアウド・フェウドに、支えきれない重さになってしまった大地の下で、とぐろを巻いてお盆のように横たわるように頼んだ。アウド・フウェドが熱を嫌ったので神は彼のために海を作った。
しかし、大地とアウド・フウェドの体がこすれてしまうので、その痛みを和らげようと彼が体の向きを変えるために大地では地震が起きる。
また、アイド・フウェドは鉄を食べ、海の下の赤猿たちが彼のために鉄の棒を鋳造するが、鉄が尽きると空腹に耐えかねて自分の尾を食べだし、そうすると世界はバランスを崩してひっくり返ってしまうという。
二匹目のアイド・フウェドは空に住む虹の蛇で、神の稲妻を大地に落とす。反動として起こる雷鳴は、彼が雷を落とした後に尻尾を打ち付ける音だと言われている。
大地と空の二匹のアイド・フウェドは時に双子と見なされる。
名は「あなたは大地と天空以前につくられた」、あるいは「あなたは大地と空の双方に存在する」を意味しており、「ダ・アウド・フウェド」という名でも知られる。
「ダ」という語は蛇を現すが、「ダ・アウド・フウェド」の「ダ」は蛇の他に虹や煙やへその緒、さらに神経といった柔軟でしなやかなもの全ての生命の性質を現している。
「ダ」はまた、富や幸福など手の間からすり抜けてしまいやすい、望ましい全ても意味する。
一匹目のアイド・フウェドは大地の下の海で世界を支えている。
マウ(女性性、月)とリサ(男性性、太陽)の二つの顔の両性具有の創造神が世界を創る際に、アウド・フウェドは創造神を口の中に入れて運び、神が世界をヒョウタンのように形作る手伝いをした。
世界を創り終えると、神は大地が重すぎる事に気付いた。そこで神はアウド・フェウドに、支えきれない重さになってしまった大地の下で、とぐろを巻いてお盆のように横たわるように頼んだ。アウド・フウェドが熱を嫌ったので神は彼のために海を作った。
しかし、大地とアウド・フウェドの体がこすれてしまうので、その痛みを和らげようと彼が体の向きを変えるために大地では地震が起きる。
また、アイド・フウェドは鉄を食べ、海の下の赤猿たちが彼のために鉄の棒を鋳造するが、鉄が尽きると空腹に耐えかねて自分の尾を食べだし、そうすると世界はバランスを崩してひっくり返ってしまうという。
二匹目のアイド・フウェドは空に住む虹の蛇で、神の稲妻を大地に落とす。反動として起こる雷鳴は、彼が雷を落とした後に尻尾を打ち付ける音だと言われている。
大地と空の二匹のアイド・フウェドは時に双子と見なされる。
名は「あなたは大地と天空以前につくられた」、あるいは「あなたは大地と空の双方に存在する」を意味しており、「ダ・アウド・フウェド」という名でも知られる。
「ダ」という語は蛇を現すが、「ダ・アウド・フウェド」の「ダ」は蛇の他に虹や煙やへその緒、さらに神経といった柔軟でしなやかなもの全ての生命の性質を現している。
「ダ」はまた、富や幸福など手の間からすり抜けてしまいやすい、望ましい全ても意味する。
参考文献
世界 神話と伝説の謎(ゆまに書房)
文責 :
白蓮
イラスト :
白蓮